救急安心センター事業(♯7119) (No.281)


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救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?

急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、 今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うことがあると思います。 そんなとき、専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口が救急安心センター事業(♯7119)です。

救急安心センター事業(♯7119)に寄せられた相談は、電話口で医師、看護師、相談員がお話を伺い、 病気やケガの症状を把握して、救急車を呼んだ方がいいか、急いで病院を受診した方がいいか、受診できる医療機関はどこか等を案内します。


こんなときに♯7119!

・こんな症状で救急車を呼んでいいのかな...
・具合が悪いけどすぐに病院に行った方がいいかな...
・手遅れになったらどうしよう...
・近所の目が気になるから、救急車を呼ぶのは控えよう...

「すぐに病院に行った方がよいか」や「救急車を呼ぶべきか」、悩んだりためらわれた時は、救急安心センター事業(♯7119)に電話してください!


♯7119の使い方

「救急車を呼んだ方がよいか」、「今すぐ病院に行った方がよいか」など、判断に迷ったときに、 「♯7119」(又は地域ごとに定められた電話番号)に電話することで、救急電話相談を受けることができます。

♯7119に寄せられた相談は、医師、看護師、トレーニングを受けた相談員等が電話口で傷病者の状況を聞き取り、 「緊急性のある症状なのか」や「すぐに病院を受診する必要性があるか」等を判断します。

相談内容から緊急性が高いと判断された場合は、迅速な救急出動につなぎ、緊急性が高くないと判断された場合は 受診可能な医療機関や受診のタイミングについてアドバイスを行います。 また、「体調が悪いけど、どこの病院に行ったらいいか」といった相談に対しても、受診可能な医療機関を紹介します。


なぜ♯7119が必要なの?

自身や家族が急な病気やケガをしたとき、とても不安な気持ちになります。 そんなとき、救急安心センター事業(♯7119)では医師や看護師などの専門家に相談することができ、 アドバイスをとおして、皆さんの判断の手助けとなります。

救急安心センター事業(♯7119)を導入した自治体が実施した利用者に対するアンケートの結果では、 約9割 の利用者が「役に立った」と感じています。 救急安心センター事業(♯7119)は、心細く不安を抱えている方々に安心を提供します!


救急車をいち早く傷病者の元に!

平成20年から平成30年の期間を比較すると、救急出動件数は510万件から661万件と29.6%の増加。 搬送人員は468万人から596万人と27.4%の増加を示しています。 救急車の出動件数は増加傾向にあり、高齢化の進展などにより、今後も増えていくことが見込まれています。

救急車の出動件数が増えることで、救急車が現場に到着するまでに要する時間も伸びてきており、 一刻を争う事態が発生したとき、救急隊の到着が遅れてしまうおそれがあります。

救急安心センター事業(♯7119)を使っていただくことで、緊急性が高いときには救急車の要請を、 そうでないときは症状等に応じたタイミングで医療機関を 受診することを支援します。

こうすることで、緊急性の高い傷病者の元にいち早く救急隊が駆けつけることができるようになります。 救急安心センター事業(♯7119)は、地域の限られた医療資源の一つである救急車を有効に活用する一翼を担っています。


隠れている重症者を発見するために!

一方で、様々な理由で救急要請がためらわれる場面も存在します。 例えば...

・「なんとなく様子がおかしいけど、こんな症状で救急車を呼んでいいのだろうか。」
・「救急車なんか呼んだら近所の噂になってしまう...」
・「夜中にサイレンを鳴らして救急車がきたら近所迷惑になりそう...」 といった場面です。

しかし、もしかすると、その症状は一刻を争うサインかもしれません。救急安心センター事業(♯7119)を使っていただくことで、 医師や看護師などが症状を聞き取り、一刻を争う場面かどうかを判断することができます。

隠れた重症者を発見し、手遅れにならないように一刻も早く救急搬送につなげることも、 救急安心センター事業(♯7119)の重要な役割なのです。


♯7119実施エリア

♯7119を行っている地域は以下のとおりです。お住まいの地域をご確認の上、ご相談ください。 消防庁では、♯7119の全国普及を進めています。

▼ 救急安心センター事業#7119 https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/item/appropriate006_01_kyukyu_anshin_01.pdf










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