はじめに
この日の横浜最低気温は-0.8℃、天気は晴れているが出かけた頃はとても寒く、それでも午前11時を過ぎたころから
寒さもさほど気にならなくなった。風はほとんどなく、お天気も良く絶好の散歩日和だった。
横浜にある七福神は4か所あり、過去に3か所は制覇しており、今年は残り一つの港北七福神巡りをした。
全行程は13Kmだが、途中2か所に電車を使い全行程を8Kmに短縮した。
昼食は東急東横線「綱島駅」近くの北海道ラーメン専門店
円山で食べた。
七福神巡りに当たり出発駅の券売機で横浜市営地下鉄の一日乗車券¥740を購入した。
上大岡駅→→新羽駅→→西方寺→→新羽駅→→
9:00 50分 10分 ★ 10分 4分
¥329 0.2Km 0.2Km ¥206
新横浜駅→→正覚院→→蓮勝寺→→菊名池弁財天→→
10分 30分 30分 10分
0.2Km 1.4Km 1.6Km 0.2Km
妙蓮寺駅綱島駅→→東照寺→→金蔵寺→→輿禅寺
12:40 5分 10分 30分 30分
(昼食) ¥150 0.2Km 1.9Km 1.9Km
→→高田駅→→上大岡駅
10分 50分 17:30 ★はトイレ有り
0.2Km ¥596
★ 高田(たかた)駅 でトイレを済ませて出発した。
一日乗車券は大型 | 高田駅は地下4階 | 駅前はコンビニだけ |
★ 輿禅寺は は天台宗のお寺で853年(仁寿―にんじゅ―3年)に創建され、本尊は十一面観音です。現在の本堂は1806年(文化3年)に建立され 雅楽会が有名。門前に芭蕉の句碑、稲毛七薬師の6番札所でもあり、福禄寿神は福徳の守護神といわれている。
★ 金蔵寺(こんぞうじ)
は山門が閑静な住宅街の一角にあり、参道と山門の間を一般道が横切っているため、寺の境内に入らなければその広さを実感できない。
本堂の後ろ側に日吉の山を背負っているため、広大な敷地のほとんどが山林である。
この山林を登っていく途中には山肌をえぐった形で様々な祠があり、奥の院まで楽しみながら散策できる。
しかし、この金蔵寺の素晴らしさは、一般のお寺とは全く様子が違うことにあると言っても過言ではない。
由緒正しい歴史を持ち、この地域の町名の元になっている日吉権現の碑を擁する寺であるにもかかわらず、
「変わった寺」「ユニークな寺」はたまた「サイケな寺」とまで言われる所以とは…?
★ 東照寺
は慶安2年(1649年)に大曽根の大乗寺の三世生外意鉄大和尚によって開かれた。
その頃の綱島は広い水田の中に島のように山があり、寺号を綱島山といった。
本尊は心と身体の健康を守る薬師様。
曹洞宗で本山は永平寺と総持寺で九州鹿児島の薩摩藩主、島津公の信仰が厚く、本堂内に島津斉宣公のかかれた額がある。
歴代の住職も薩摩藩の武士の出身が多くいた。
江戸の商人たちの信仰も厚く、境内にその人たちの名を刻んだ石の手洗いがある。
横浜七福神の一体,布袋尊を奉り、毎年正月元旦から7日まで初詣の人たちが巡礼される。 門前には六地蔵さんも並んでいる。
本尊薬師如来はこの近郊の武蔵都筑十二薬師第十一番札所となっている。
なお、本尊は秘仏として十二年に一度寅年の4月1日から4月20日まで開帳される。
小坊主さんが箒をもってます | ||
お昼なのにまだ凍ってる |
味噌ラーメン | 妻はしょうゆ味 | 餃子も美味しかったです |
★ 港北七福神のうち、ここだけは寺社ではなく池畔に祀られている。
菊名池はかつて灌漑用の大きな池だったそうだ。
菊名池は湧水(ゆうすい)池で、かつてはプールの辺りまでを含む大きな池だった。
平安時代より灌漑(かんがい)用水として大切にされ、池には龍神が住むという伝説がある。
社殿は祭りの山車(だし)を転用したもので、弁財天は交通安全・商売繁盛の守護神といわれている。
現在は水道道により北側の菊名池公園と南側の菊名池公園プールに分かれてしまった。
菊名池弁財天
は菊名池大明神と呼ばれ、千年以上前から付近の人々の信仰を集めていた。
右手に持つ"剣"で魔を払い交通安全・家内安全、左手の"宝玉"は招福の玉として財宝授与、商売繁昌の御利益があるそうだ。
★ 蓮勝寺
は1315年(正和―しょうわ―4年)に開山したとされ、山号の「菊名山」が菊名の地名の由来となったともいわれる。
本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)像。毘沙門天王像は鎌倉時代の仏師運慶の作とも伝えられている。
地震を予見するといわれる石猿もある。毘沙門天王は財宝と厄除けの守護神といわれている。
日本三大毘沙門の筆頭 | ||
★ 正覚院
は曹洞宗のお寺で足利時代の末、天正元年、暁堂元龍(ぎょうどうげんりゅう)大和尚により創建された。
1573年(天正―てんしょう―1年)に創建され、本尊は十一面観世音菩薩(ぼさつ)、大黒天は福徳円満の守護神といわれている。
現在の本堂は1961年(昭和36年)の建立で、それ以前はかやぶきだった。境内の裏山には金子出雲守の出城(篠原城)跡がある。
★ 西方寺(さいほうじ)
は真言宗のお寺で1195年(建久―けんきゅう―6年)鎌倉に創建され、1495年(明応―めいおう―4年)に現在地に移ってきた。
本尊は阿弥陀如来坐(あみだにょらい)像。国や県の重要文化財、市の指定文化財などを多数所蔵している。
かやぶきの山門や本堂がきれいでとても趣がある。
恵比寿大神は航海や漁業商売の守護神といわれている。
参道入り口の樹木が素晴らしい | 参道の石垣が見事 | 茅葺(かやぶき)の山門 |
茅葺の本殿 | 茅葺の梵鐘(ぼんしょう) |
★ 西方寺を参拝後、横浜市営地下鉄の新羽駅から乗車しまっすぐに帰宅した。この日の歩行総数は16,800歩。 約12Km(一歩を70センチとする)の七福神巡りだった。