利ちゃんの前立腺がん 闘病記


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第8話 治療開始







2010年09月30日(木) : 横浜市民病院へ検査結果を取りに行く

2010年10月04日(月) : 検査結果を持って東京医療センターへ行く

2010年11月01日(月) : 東京医療センターで1回目検査を受ける

2010年12月15日(水) : 東京医療センターで2回目検査を受ける







治療費詳細




  2010年9月30日(木) : 横浜市民病院へ検査結果を取りに行く


 以下の資料を受け取りに横浜市民病院へ行った。代金を看護婦さんに聞いたら、既に頂いておりますとのこと。 前回、検査結果を聞きに来た時は¥210しか支払っていないので、検査料金の中に含まれているのだろうと勝手に納得。

CD-ROMを自宅のPCで見たところ、骨シンチ画像8枚、CT3枚、MRI7枚の画像が入っていた。

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生検で採取した癌細胞のプレパラート12枚 骨シンチ・CT・MRIの撮影画像 紹介状


 ★ 手術前にご自分の排尿実態を把握しておくことをお勧めしたい。 というのは手術後、少なくとも半年は頻尿に悩まされるが、手術前の排尿状況をきちんと把握しておかないと完治したかどうかが判断できないからだ。







  2010年10月4日(月) : 検査結果を持って東京医療センターへ行く


 骨シンチ・CTスキャン・MRIの画像の入ったCD-ROMと生検で採取した癌細胞のプレバラートと紹介状を持って 国立病院 東京医療センターを訪問した。

東京医療センターは東急電鉄/東横線・都立大学駅から徒歩20分ほどにある、横浜市立市民病院よりさらに大きく立派な病院で、 1階ロビーは広く、3階まで吹き抜けになっていて解放感満点の贅沢な設計だ。



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東京医療センター外観 3階まで吹き抜けになっている広い1階ロビー 1階ロビーのファーストフード店(エクセルシオール カフェ)からロビーを見る



初診窓口で、初診申込書と一緒に持参した紹介状を渡す時に、斉藤医長 に診てもらいたい旨を告げ、3階にある泌尿器科で待つこと3時間、やっと斉藤医長とお会いできた。

斉藤医長はPSA値4.4・生検16針のうち1針に前立腺がん発見・グリーソンスコアー「7」なので小腺源治療は可能だが、 グリーソンスコアーについては東京医療センターで再度判定をし、もし高い数値が出るようならばその時はまた考えましょうとのこと。

小腺源治療は現在週5人のペースで手術をしているが、患者が多く、順番では2月下旬に手術になるとのこと。 私が3月は予定があり、1ヶ月間病院に来れない旨伝えると、それでは後ほど調整しましょうとおっしゃった。

次回診察は、11月1日に静脈から造影剤を注射し、腎臓・尿管・膀胱のエックス線撮影 「腎盂造影検査」と肛門から超音波プローブを挿入し、 前立腺の大きさ、重さを調べる「 前立腺超音波検査」を実施することになった。

なお、この日の料金は尿検査・触診・血液検査で¥4200だった。





  2010年11月1日(月) : 東京医療センターで1回目検査を受ける


 この日は以下の検査を行った。

@13:00〜13:30 静脈から造影剤を注射し、腎臓・尿管・膀胱のエックス線撮影 「腎盂造影検査

A13:30〜14:00 前立腺の大きさ、重さを調べる「 前立腺超音波検査

@は4時間前から食事をしないように指示されたので昼食は食べずに出かけた。前日の夕食にイモ類をとらないようにとの指示もあった。 検査時間は20分くらいで寝ていれば良いので問題ない。静脈から造影剤を注射する前に1枚写真を撮り、注射してから5分くらい時間をおいてから更に1枚、 そのあと、トイレに行きオシッコをしてから、更に1枚撮影を行った。検査終了後に造影剤を早く体外に排出するため、この日は水分を沢山取るよう指示された。

A前立腺の大きさ、重さを調べる「 前立腺超音波検査」は パンツを脱いで、お産で使うような椅子に足を開いて座り、その後椅子を120度位倒して準備完了。 医師との間にはカーテンが下りていて顔は見えない。

最初に肛門に医師の指が入り、その後「超音波プローブが入ります」という声とともに、一気に挿入されたが、 説明書には痛みは大したことはないと書かれていたが、あまりの痛さに「痛い!」と声を出してしまった。

入ってしまったあとも、肛門に痛みがあり、我慢すること3分位。終わった時はほっとしたというのが実感だ。 この辺は個人差があるかもしれないので、是非他の人の感想も聞きたいものだ。 この検査の時間は全部で10分くらい。 翌朝、排便後にウォシュレットを使ったら、肛門が切れているらしく染みて痛く、回復まで3〜4日を要した。

B斉藤医師との問診は予定では2:30pmだったが、患者が多く実際に診ていただいたのは5pmだった。 前立腺超音波検査が終わったのが2pmだったので、結果的には前回と同様、3時間待ちとなった。 腎盂造影検査で水分を沢山取るように指示されていたため、3時間の間に500mlのペットボトルを2本も飲み、トイレも4〜5回も行ってしまった。

検査の結果、前立腺の大きさは37ccと若干大きい(正常値は20cc以下)が、小腺源治療には問題はないとのこと。 手術日は初め3月17日と言われたが、私が3月は用事があり病院に来れない旨伝えると、 キャンセルされて空いていた1月20日に入院予定日を割り込ませてくださった。

また、手術4週間前の12月15日に肛門から超音波プローブを挿入し、小腺源治療に必要な前立腺の形態をコンピューターに取り込み三次元的に解析し、 このデータをもとにI-125シード線源の配置と使用線源数を決定する。

なお、この日の料金は腎盂造影検査が¥4340(3割自己負担分)、前立腺超音波検査が¥1590(3割自己負担分)、 診察料が¥210の計¥6140だった。

(追記)

・東京医療センターでのグリーソンスコアー判定は横浜市民病院と同じ「7」だった。





  2010年12月15日(水) : 東京医療センターで2回目検査を受ける


13:00からの予約だったため、病院近くで昼食を済ませ、受付をしたのは12:45だった。 この日は残尿検査・採血・心電図・胸部レントゲン・放射線科医師の診察・前立腺超音波検査、最後に泌尿器科担当医師の診察だ。

個々の検査自体は5〜10分もあれば済むのだが、検査結果が出るまでの時間が必要なようで、最後に斉藤医師と面談したのは18:00だった。

看護士からは1月に予定している入院についての注意事項などの説明があり、 入院については個室(¥23100/日)を使用する旨の説明があった。 個室利用については放射線物質ヨウ素125線源を使う関係から法律で決められている(?)ようだ。

お陰で3泊4日の入院予算10万円が、一挙に20万円になってしまった。

< 検査詳細 >

12:45 受付     −
13:00 残尿検査 排尿後に膀胱にどのくらいの尿が残っているか、ベッドに横になりパンツを腰下まで下げてエコーで計測。検査時間は3分。
13:05 採血
5本分の試験管に採血。
13:10 心電図
両足・手首および左胸に電極をセットし検査。検査時間は3分。
13:25 胸部レントゲン 胸部レントゲン撮影。撮影枚数は1枚。検査時間1分。
14:00 放射線科医師の診察 放射線科の担当医より、小腺源治療の概要・注意事項などの説明。前立腺が37ccと大きいため100個のシードを挿入するため、 場合によっては3泊4日の入院が長引くかもしれないとのこと。 診察時間10分。
16:00 前立腺超音波検査 パンツを脱いで、検査用のお尻部分に穴があいている紺色の紙パンツに履き替え、 お産で使うようなベッドに仰向けになり、肛門から超音波プローブを挿入し前立腺の画像データをコンピューターに記録した。

初めに肛門に超音波プローブが挿入しやすいようにゼリーを挿入した後、「超音波プローブが入ります」という医師の声がして、 挿入されたが、11月1日に検査したほどではないものの、入る時も入った後も痛みがあり我慢の3分だった。 ただ、他の人の経験談では 「痛くはない」といった感想もあり、この検査はかなり個人差があるようだ。
18:00 泌尿器科医師の診察 入院日と手術日の確認。手術後の後遺症と対応方法の説明。特に手術後に前立腺が腫れて尿が出にくくなるため、 薬を投与するが通常の薬のほかにテスト的に飲んでほしい薬の承諾書にサインをさせられた。

また、1年以内に死亡した場合は、前立腺を埋め込んだカプセルごと回収するため、 必ず病院に連絡するよう家族に伝えておくようにとの指示があった。診察時間10分。

この日の支払い料金は¥7100だった。

次はいよいよ本番の1月20入院・21日手術だ。






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